投資をはじめてから、私の生活は変わった。
平日は日経平均をウォーチング。
空いた時間があれば、すかさず株のチャートを確認。
気づけば株のチャートを眺めて過ごすことが多くなった日々。
そんな私に、仕事中ある病が発症した。
頼まれて印刷した仕事用の資料を手にした時でした。
資料にはあるデータを示す折れ線グラフがありました。
そのグラフを見て私は⋯⋯。
「この株⋯⋯最後のほう価格が急落している⋯⋯」
ここまで考えてハッ!と我に返る。
しかし。
仕事用のグラフを見ると、再び頭の中で勝手に株のチャートに変換されてしまうのだった。
これが私が仕事中に発症した病。
折れ線グラフが株のチャートに変換されるという『投資病』。
どうやら、株のチャートの見過ぎで脳が『投資病』にかかったのでしょう⋯⋯。
違う、違う!
これは仕事のデータ!
株のチャートじゃない!
真剣な顔をしながらデータを睨みつける。
そんな明らかに様子がおかしい私に、心配した先輩が声をかけてくれた。
まさか真剣な顔して、
「実はデータが株のチャートに見える投資病にかかって困ってますー!」
なんて言えるはずがなく。
笑顔で何も問題ありません、と先輩に答えながら誤魔化したのでした。
仕事中に投資病を発症して私は思った。
何事もやりすぎは良くない。
今後、株のチャートを見る頻度を少し減らそう⋯⋯と。
【オマケ】
仕事前に自分で自分のテンションを下げてしまった⋯⋯。